実家からの自立を目指してT自動車系列の工場で働いた話(女性)

20歳の頃、実家を出て自立しないとダメだなと考え、派遣に登録して実家を出て、誰も知り合いがいない土地の工場で1年ほど働きました。

工場はT自動車系列の自動車のトランスミッションの製造ラインでシフトは日勤と夜勤の週替わりでした。日勤は9時から21時まで、夜勤は21時から9時までで、なかなかハードな勤務スタイルでした。定時より3時間プラスで常に残業代が出るシフトでした。派遣登録時に稼ぎたい旨を伝えたのでこの工場を紹介して頂きました。

派遣会社の契約したマンション寮での暮らしで、家賃は光熱費込みで35,000円でした。マンションは3LDKで3人暮らしでした。給料は時給1,400円で残業時は1.25倍に割り増しされました。家賃を引かれても、手取りで18万くらい残りました。

業務は製造ラインでネジを止めたり、部品を取り付けたりの流れ作業でしたが、ミスをするとラインが止まってしまい、時間ロスが出てしまいます。その為、沢山の部品を数十秒単位で付けていく集中力が必要でした。私は女ですが、当時は腕の筋肉が凄くついていました。

大きな工場でしたので食堂も広く、人数も多かったですが並ばずに食べれましたし、500円あれば定食や小皿の単品など色々と食べれました。年齢も10代から40代、海外からの出稼ぎの方も多かったです。

目的あっての期間を決めた工場ワークは良いと思います。規則正しく生活出来ますし貯金も出来ます。

辛かったことと言えば、やはり残業タイムに入ってからはかなりクタクタになる為、集中力を途切らせないように機械と向き合わなければならないことです。夜勤明けの朝は特に辛かったです。ただ、睡眠をしっかり取れば体力は持ちますので体調管理は必須です。

人とのコミュニケーションがなく、黙々とライン作業での業務は性格や体力によって向き不向きがあるかもしれません。ライン作業とはいえ実績数値を見ながら20人くらいのチームワークで仕上げていくので、ラインを止めてしまう回数が多い人やスピードが遅く何度も失敗する人などはラインから外されたりします。器用さとスピードが必要です。

逆に楽しかったことは、現地で知り合いになった人との交流です。私の場合は幸せな事に友達も沢山できたので、週末はご飯に行ったり家に招いて頂いたりと実家を出てなければ出会えなかった人たちとの出会いが嬉しかったです。長年たった今でも連絡を取りあったりしています。

工場でのライン作業は一般的には暗い、キツイイメージだと思います。私も実際決心するまで時間がかかりました。しかし、いざ入ってしまえば、普通の企業と同じで、協調性を大切にし、丁寧でスピーディーな仕事を行うことで派遣でもバイトでも雇用に関係なく評価をしてもらえます。また申告すれば自分の好きなポジションに変えてもらえたりもします。私は派遣が終了する間際は検品ラインでやってみたいとお願いし、違う業務にも携わることができ、良い経験になりました。

あの時に頑張ったおかげで社会でやっていく基礎やルールを学べたと思います。若い世代であれば経験してみて損はないと思います。チームワーク、報告、連絡、相談、生活のやりくり等自分で生きていくために学ぶ場所としては工場は最適な場所かと思います。社員で働くのであればもっと業務も増えるかと思いますが、派遣でも充分な収入と生活が得られる仕事です。


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